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コニカ&コニカパン [フィルムで撮ろう!]

Konica C35 /  KONICA PAN100   MINOLTA AF-2820Uでスキャン

  

モノクロらしさ、フィルムらしさを表現するために、

実は、いつもより多く「デジタル」を使っています・・・。

黒枠はフォトショップのラインツールで作りました。

ソフトな描写感を出すために、ボカしたレイヤーを重ねています。

ニュートラルグレーにすると、銀塩らしさが出ないので、

色相40度で彩度5程度の若干色のついたモノクロームにしました。

実は昨日のモノクロ3枚も、高感度フィルムっぽさを強調するために

ノイズを載せたレイヤーをダブらせております。

 

私の場合、デジカメで撮った画像は、リサイズして、弱いシャープネスを

加えるだけで、ほとんど全くといっていいほど、レタッチしていませんので、

フィルムで撮りました!なんてのが、

実は、いちばんのデジタル作品だったりするのかもしれません・・・。

 

 

 


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ネガカラーでちょっとレトロに [フィルムで撮ろう!]

ネガカラーフィルムを使うメリットの一つは
ISO400の高感度を高画質で使えることですね。

かなり季節はずれの作例写真ではありますが(笑)・・・

「千葉・大原」 
Canon New EOS Kiss  EF24-85mm F3.5-4.5USM  / FUJICOLOR New PRO400

 

カラーネガからスキャンした画像は、独特の柔らかい雰囲気があり、
ポジフィルムからのスキャン画像やデジカメで撮影した画像と全然違います。
あえて黒をRGB0(真っ黒)にせず、トーンカーブでさらにソフトな階調にしました。
シャープネスも弱目にして、ちょっと昔のカラープリントふうに…

最近はせっかくネガフィルムを使っても、
写真屋さんが、バリバリにシャープネスを効かせたデジタルプリントにしてしまうんですよね(もうちょっと加減してほしい…)

 

フジカラーNewPRO400
もともとポートレート撮影向きのネガカラーフィルムですが、
階調がソフトで、フィルムスキャナーとの相性がよいようです。
軟調なフィルムのほうがデジタル化に適しているんでしょう。


リバーサルフィルムのスキャン [フィルムで撮ろう!]

フィルムの情報(画像)をデジタル化する機械がフィルムスキャナーです。
私の使っているミノルタ製のディマージュ・スキャン・デュアルⅡは
35ミリとAPSの2種類のフォーマットのスキャンが出来ます。
(実は110サイズもスキャン可能です)
スキャニングは自動でも出来ますが、一発で気に入る絵になることはマレです。
やはり色々テストして手を加えた方がけっきょくは近道だったり・・・。
リバーサルフィルムのスキャンはテストで割り出した一定の補正を加えます。
無補正だと暗くて、赤みの強い画像になりますので。
明るさ、コントラストはトーンカーブ、色合いはRGBのスライダーで調整。
Rが0.90、Gが1.10、Bが0.90にして、Gの出力を上げます。

 

↓これが全く補正を加えていないスキャン画像。なんだか夜の写真みたいですねえ。

 

↓今度はAUTOで補正してみました。少し明るくなったけど色合いが変。

 

↓出力カラースペースをsRGBに設定、ガンマ1.20のトーンカーブで明るさ調整、
Gの出力を上げて色合い調整。そしてスキャン。
一見きれいに見えますが、チューリップの花の色の彩度が100パーセントになっており
質感が失われてしまいました。これでは画像データとしては失格です。

 

↓出力カラースペースをスキャナRGBに設定。テストで割り出したトーンカーブで明るさ、コントラストを調整しています。これもGの出力をアップ。そしてスキャン。
色合いが地味ですが、なめらかな質感が感じられます。
この設定でスキャンした画像をベースにして、フォトショップで彩度調整をしていきます。

 

↓これが彩度を調整した完成画像です。
RGBのどれかの値が0か255にならないように注意しています。

Canon EOS-1N EF100-300mm F5.6L / EBX

 

・・・と、まあ、こういった手順でリバーサルフィルムをスキャンしています。


モノクロフィルムの現像 [フィルムで撮ろう!]

「佐原」 Canon EOS-1N EF24-85mm F3.5-4.5 USM  /  AGFA APX100

 

昨日は写真を貼りつけたものの、文章が全く思い浮かばなかったので、
ノーコメントのまま見切り発車してしまいました。
以下の文、昨日のブログの補足のようなものです・・・。

現在わたしは、モノクロフィルムの現像を自宅の風呂場で行っています。
薬品や水、お湯などを使うので、風呂場がいちばん都合がいいのです。
モノクロフィルムの現像には、大掛かりな道具は全く必要ありませんので、
どなたにでも出来ます。
まず最初に、完全暗黒のなかで、フィルムを現像タンクに装てんするのですが、ダークバッグという黒い袋を使えば簡単。

私の持っているタンクはフィルムが2本装てんできますので、いっぺんに2本現像できます。キャップを開けて液温20度の現像液を入れて一定時間がくるまで1分間隔で5秒間シェイクします。時間が来たら液を捨てて、停止、そのあと定着液を注いで10分。基本的にこれだけです。

水洗促進剤に浸してから5分の水洗。寒い季節はお風呂場の給湯器が大活躍。

フィルム現像というのは、それなりにテクニックを活用できるし
現像・定着の終わった(酸っぱい匂いのする)ネガフィルムを
光にかざして眺めるのは楽しいものですが、
実はなんといってもモノクロはプリントが一番たのしいのです!
赤いセーフライトの下、現像液に浸された印画紙に画像が浮かび上がる、
あの妖しい感動!
しかし、引伸機が必要ですし、薬液の準備や管理が大変なんですよね~(住宅事情もいろいろと)
だから私は今は、それほど手のかからないフィルムの現像だけして、その先はデジタルに頼っています。
フィルムスキャナーでデジタル画像にして、プリントはインクジェットプリンターで
プリントしています。

デジタルはとっても手軽で便利だけれど、あの暗闇の感動は味わえないのですよね・・・嗚呼


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