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パパママ写真学級(7) [写真のテクニック]

      

これまでデジタルカメラの話を続けていましたが、

出来れば、もうひとつ用意して欲しいのが「フィルムカメラ」なのです。

 

もし、使わなくなっていたフィルムカメラが手元にあったら、

もう一度、フィルムをつめて、少しずつでも、それで子供の写真を撮ってみてください。

日付を写し込めるカメラだったら、忘れずに日付を入れてください。

(デジカメと違って、いつ撮ったものか、わからなくなるからです)

フィルム1本撮り終えたら、すぐ写真屋さんに持っていって現像・プリントを。

必ず日付を入れよう.jpg

フィルムカメラ、眠ってませんか?

 

「フィルムカメラで写真を撮る楽しさ」っていったら、

それはズバリ、

写真屋さんでプリントの仕上がりを受け取ったときの喜び!

それに尽きるでしょうね・・・。

 

デジタルカメラでは、シャッターを押した直後に写真が

モニタに写ってしまいますから、

写真屋さんに行って、プリントしてもらっても、

もうそれは「焼き増し」感覚なのですね・・・

モチベーションが沸いてこない。ちょっと義務的。

プリントする必要があるからプリントする・・・そんな感じ。

すでに、どんな写真が撮れているか判っているから。

フジカラー.jpg

1ヶ月に36枚撮り1本撮ってみる。そんなペースが理想的。フィルムは3本とか5本パックがお買い得。

 

その点、フィルムカメラは、プリントを受け取ったときに、

”初めて”写真と対面するので感動的です。

逆に言えば、「写真に対面するためにはプリントしなくちゃならない」とも言える。

これ、煩わしいようですが、フィルムで撮る写真、つまり銀塩写真の強みでもあります。

どういうことかと言うと、記録を後世に残していくために都合がよいのです。

フィルムカメラで撮影すれば、どんどんプリントが、たまっていきます。

それを、日付順にアルバムに差し込んでいけばいい。

このデジタルでないリアルなアルバムは、

特別な災害にでも遭わない限りは、半永久的に残るでしょう。

アルバム.jpg

ポケットタイプのアルバムが一番手軽で、整理も簡単です。

 

デジタル写真データというのは、実は、保存が難しいのです。

大切なデジタルデータは、同じものを、必ず2箇所以上に保存すること。

大地震が来たり、戦争が起きて空襲に遭うなんていう、大災害がなくても、

デジタル写真データは、

「簡単に」この世から消滅してしまうことがありえる

からです。

パソコンが壊れてしまう、

いや、それ以前に、ファイルを動かしていて、間違って書き換えたり、消してしまう・・・とか、

本当につまらないことで、大切な思い出をパーにしてしまう危険が、

常にデジタル写真データにはあることを忘れずに。

(ぜんぶプリントしてしまえば少し安心ではありますが、

枚数が多すぎて手に負えなかったりしますよねえ・・・。

特に大切な写真データはプリントしておくと良さそうです。)

 

私の場合は、デジカメで写真を撮ったら、できるだけ早くパソコンに取り込みます。

デジカメのメモリーに入れっぱなしというのが一番危ない。

パソコンに繋いだカードリーダにメモリーを差し込むと、

二つのソフトが起動するようになっています。

ひとつはAdobeフォトショップ・エレメンツのフォトダウンローダ。

写真データはパソコン内蔵のDドライブに取り込まれます。

もうひとつはオリンパスマスター2、これはオリンパスのデジカメに付属でついていたソフト。

こちらは外付けの640GBのハードディスクへ写真データを送ります。

これで同じ写真データが2箇所に保存されます。

ある程度写真が溜まってきたら、さらにCD-RやDVD-Rなどの光ディスクに

コピー。

神経質なひとは、これでも安心できないかもしれませんが、

(実際、気にしだしたらキリがないのが、デジタル写真の実情です。)

まあ、これだけやれば十分だと、私は思ってますが。

ハードディスク.jpg

外付けのハードディスクです。高さは文庫本より低くて、かさばりません。

 

今、現在、100年以上の実績のある銀塩写真が、”まだ”存在しています。

デジタル写真は、せいぜい20年くらいの実績でしょう。

信用面ではイマイチです。

フィルムで写真を撮ることは私にとって、

一種の”保険”、”デジタルのバックアップ”という意味合いもあります。

 

 

 


パパママ写真学級(6) [写真のテクニック]

1003141205.jpg

OLYMPUS E-520  Zuiko Digital 35mm F3.5 MACRO

 

デジタルコンパクトカメラの使い方


このタイプのカメラは、小型軽量で、常に携帯できるのが良いところ。

子供と外出するときに、常に持っているといいですね

 

子供を撮影するだけじゃなく、

その行動範囲にある、さまざまなものを記録しておくと良いでしょう。

いつも一緒に行くスーパーや商店、

公園のお気に入りのすべり台とか、ブランコ。

いつも出会うイヌとかネコ。

家の周りの色々な環境を記録しておくと、

きっといい思い出になるでしょう。

 

そういう日常的なモノって、意外と写真に撮らなかったりしますが、

そういうものを記録しておくのが大事なことだったりします。

子供が大きくなったとき、かなり環境が変わっているはずです。

自分の子供時代のことを思い返してみてください。

 

有名テーマパークは、十年後に行っても、ほとんど同じ。

非日常的な場所で写真を撮るのは、たしかに楽しくて、

日常的な場所で写真を撮るのは、つまらなかったり、

けっこう苦痛だったりするかもしれませんが、

そういう、つまらない写真が、あとで絶対、輝いてくるはずなんです。

 

091228.jpg

RICOH R10

 

次回は「フィルム」で撮ることについてお話します。

 

 


パパママ写真学級(5) [写真のテクニック]

月刊のカメラ雑誌を定期購読しています。

今日、4月号が、我が家に届きました。

わざわざ本屋に行かなくて済むのが定期購読のラクチンなところですが、

おまけに発売日の20日より早く読むことができるのが嬉しいところ。

だいたい2~3日前には届きます。

定期購読といえば、これは大体コンビニで買うのですが、

「TV Bros」というTV番組表の雑誌も、ずいぶん長いこと買ってますね・・・

結婚した頃、新聞もとってないので、TV雑誌を、とりあえず買っとこうと、

一番安いヤツを買って、それ以来(十数年)・・・。

かなりサブカルチャーな記事の多い雑誌なので、

一般的には好き嫌いの分かれるところでしょうけど。

「男子システム青春白書」というコラムが最近のお気に入り。

最近産まれた筆者の娘さんについての話題が、

「うん、わかるわかる」という感じなのですよ(笑)。

それでは本題に行ってみましょう。

でもこういう解説みたいな記事って、正直、ちょっとしんどいですね・・・(苦笑)。

100124.jpg

OLYMPUS E-300  Zuiko Digital ED40-150mm F4.0-5.6

デジタル一眼レフカメラの使い方(3)

デジタル一眼レフカメラは、なぜ子供撮影が得意なのか?

3つめの理由・・・。レンズ交換ができるから


子供も3歳くらいまでなら、カメラとセットになっている標準ズームレンズが

1本あれば撮影には十分だと思います。

標準ズームレンズは、ワイド側から、ちょっとした望遠まで

画角を変えられるレンズです。

標準ズーム.jpg

使い方のコツとしては、あんまりワイド(広角)にしすぎないこと。

遠近感が付きすぎて、不自然な感じになったり、顔が歪んで写ってしまったりします。

自然な描写をするのは、ズームレンズに描いてある2番目に小さい数字のあたり、

といえばいいのかな?

キヤノンとか、ほとんどのメーカーのレンズは「24」のあたり、

オリンパスとパナソニックは「18」のあたりが、クセがなく使いやすいです。

でも、幼稚園とか小学校に入って、発表会とか、運動会などの行事があると、

望遠ズームレンズが、ちょっと欲しくなってくるでしょう。

デジタル一眼レフカメラは、走る子供にも素早くピントを合わせてくれるので、

運動会は得意なのです。

またコンパクトデジタルカメラと違って、ファインダーに目を当てて

撮影するスタイルなので、カメラが安定し、手振れしにくいのです。

子供の運動会で、カメラやビデオの場所取りで、必死になる親たちが、

以前は、イマイチ理解できなかったのですが、私にも子供ができて、

なんだか分かる気がしてきましたねえ(笑)。

次回はコンパクトデジタルカメラについてお話しましょう。


パパママ写真学級(4) [写真のテクニック]

デジタル一眼レフカメラの使い方(2)

 

デジタル一眼レフカメラは、なぜ子供撮影が得意なのか?

2つめの理由・・・。外付けのフラッシュが付けられるから

 

子供も2歳くらいになると、かなり活発に動き回るようになり、

写真を撮るのも大変です・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

特に室内では、ISO感度を上げても、子供が動くと、どうしてもブレてしまったりします。

こういうときの秘密兵器が「フラッシュ(ストロボ・スピードライト)」です。

数百分の1~数万分の1秒の一瞬の光なので、子供の動きをピタッと止めて写せます。

お勧めするのは、[右斜め下]下の写真のような形のフラッシュです。

flash.jpg

発光部が上に傾けられます。さらに左右にも首が振れるタイプだと、

縦位置での撮影でも上に向けられます。

 

「カメラにフラッシュが内蔵されてるけど・・・」って思う人もいるでしょうが、

内蔵フラッシュでは、右上の写真のように、発光部を上に向けたりできませんよね。

「フラッシュを上に向けて光らせる」

これ大事なポイントです!

 

[右斜め下]ちなみに、これはカメラ内蔵のフラッシュで撮影した写真。

内蔵フラッシュ.jpg

まあ、こんな感じですよね。

 

[右斜め下]外付けのフラッシュを天井に向けて撮影した写真は、こんな感じ。

フラッシュ バウンス.jpg

どうですか?フラッシュで撮影したように見えないでしょ?

 

このように部屋の天井に向けて発光させると、

天井に反射したフラッシュの光が、まるで部屋の明かりのように

自然な柔らかい光に変化し、降り注ぐのです。

でも、一瞬のフラッシュ光なので、動き回る子供もブレずにピタッと止まりますし、

子供の目に直接強い閃光が当たりません。

 

フラッシュのバウンス撮影というのですが、

これ、一石三鳥の効果ありですよ!

 

※ただしフラッシュの反射光は天井の色に影響を受けるので、

色が付きにくい「白い天井」が良いでしょう[わーい(嬉しい顔)]

たとえば、天井が青いと、青い反射光になり、写真も青ざめてしまいます[がく~(落胆した顔)]

また天井が黒っぽいと、あまりフラッシュ光が反射せず効果が出ません[ふらふら]

(補足:3/8 21:29)

 

次回は交換レンズについてお話します。


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