オリンパス フラッグシップ雑感 [新製品について2007]
先日も書きましたが、オリンパスのフラッグシップモデルE-3が発表されました。
巷の評価はいろいろのようですが、
ただ単に他社並みのスペックを追求するだけじゃなく、
先代E-1の存在感を超えなければいけないのも、
並大抵のプレッシャーではなかったかと思います。
今回E-3について、
あれこれ書くつもりはありません。
カメラというのは実際触ってみないと、使ってみないとわからないと思うからです。
だから、ちょっと過去の話をします。
先代フラッグシップモデル、オリンパスE-1が登場したのは、
今から4年前の2003年の秋でした。
量販店でデモ機に初めて触って、
実にしっかり作られているっ!と、感動したのを覚えています。
キヤノンやニコンのフラッグシップ機に決して劣らない、
完全デジタル仕様の一眼レフが「初めて」登場した!と思いました。
フォーサーズシステムというのは、オリンパスとコダックが提唱した規格で
あったので、実はちょっと(いや、かなり、かも)不安だったのです。
コダックが関わった規格というのは、けっこう、どれも中途半端だったりします(笑)…
110カートリッジフィルム、ディスクフィルム、
記憶に新しいところでは、IX240、すなわちAPSフィルムがありました。
どれも土をちょこちょこっと耕すように、需要を刺激したりはするんですが、
定着することがありませんでした。
(実はそういうマイナーな規格、大好きなんですけどね)
どれも35mmカメラシステムを凌駕するものではありませんでしたし、
35mmカメラの小型化や自動化のすさまじい進化は
結局、それらのフォーマットを蹴散らしてしまったのでした。
さて、デジタル規格のフォーサーズ。
コダックはどう考えているのかわからないが(笑)、
オリンパスは本気だっ!
すごいカメラを作っちゃったっ!
・・・E-1の出現で、私の不安は吹き飛ばされました。
撮影された画像も、デジタルくささがなく
リバーサルフィルムで撮影されたもののようでありました。
デジタル一眼を手に入れるなら、オリンパス。
キヤノンのEOS揃ってるけど、でもオリンパス。
そう思ったのです。ビビビと来ましたっ(笑)。
しかしっ!当時は、レンズつきで30万円くらいしました。
とてもじゃないが、買えませんでした・・・(涙)
さて、その1年後、2004年の秋に登場したのが、E-300。
標準ズームつきで10万円を切る、当時としては衝撃的プライス!
私はそれに飛びつきました。
安心して買えたのは、E-1という存在があったからだと思います。
あれだけのモノを作るメーカーの製品(技術だけじゃなく、思い切りも)だから、
いいかげんなもんじゃないはず・・・確かにその通りでした^^。
さて、それから3年後、ついにE-1後継機、E-3が発表されました。
いろいろとありまして、とても買うことは出来ませんが
これで、また、いい夢が見られます。いつかはE-3・・・(後継機かな?笑)
フラッグシップモデルとは、そんな、夢を支える存在でもあるんだと思います。
E-3発表 [新製品について2007]
OLYMPUS E-300 Zuiko Digital ED 40-150mm F4.0-5.6
10月17日、オリンパスE-3が発表されました。
昔、やっと出たマン、とかいうの、なかったっけ(笑)・・・
予想より重いボディ質量810グラムは、キヤノンEOS5Dと同等。
35ミリフルサイズセンサーの最軽量機と、フォーサーズの最重量機が、
同じ重さ、なわけですね。
このくらいが高級機らしい重さだとも言えますし、
オリンパスらしさを求めれば、もっと軽い方がいいとも言えますし…
でも、フラッグシップとして、申し分のない性能を盛り込んできましたね。
700登場 [新製品について2007]
安倍さんも、わざわざ問題のある人ばかり選んでるわけじゃあるまいし・・・
もしかして、問題のある人しかいないとか・・・
OLYMPUS E-300 Zuiko Digital 14-45mm F3.5-5.6
ソニーからα700が発表されました。発売は11月16日です。
キヤノンEOS40Dのライバル出現ですね。
700という数字が「ミノルタ」っぽい。
ソニーならα3000とか、α55なんて名称になりそうですが、
ミノルタαの伝統を引き継いだ、ということなんでしょうね。
S、P、Oは、どう出てくる? [新製品について2007]
OLYMPUS E-300 Zuiko Digital 14-45mm F3.5-5.6
デジタル一眼レフの新製品が、キヤノンとニコンから発表され、
にわかに熱くなる写真業界ですが、
さて、ほかのメーカーは、このあと、どう出てくるのでしょう。
ソニーから2機種出るらしいのは、以前から分かっていた事ですが、
そのうちのフラッグシップ機のイメージセンサーは、35ミリフルサイズとの噂・・・。
と、なると、キヤノン、ニコン、ソニーのフルサイズ対決となるわけですね。
でも、ガチンコ対決ではなくて、
ソニーは、ミノルタ時代のフィルム一眼α9のような、
手触り感の良い、趣味的なモデルに仕上げてくるのではないかと思います。
かつてのヤシカ・コンタックス、京セラ・コンタックスのポジションに近づくのかも
しれません。
ペンタックスからは、どうでしょうか? 出るかなあ・・・
K10のマイナーチェンジ版とか? (ちょっとありそうですが・・・)
K1なんていう、サプライズがあったら、楽しいですね(笑)。
さて、オリンパスですが、
E-1後継機が、登場するのは決まっています。
キヤノンやニコンの新製品のインパクトに負けないだけの
モノになっているのか、楽しみです。
しかし、ライブビュー機能は、各社採用して、今後メジャーになりそうですね。
センサーのゴミ取りは、まだまだオリンパスにアドバンテージがありそうですが、
ライブビューに関しては、この後の動向によっては、お株を奪われるかも・・・
ここらへんで、ライブビューの決定版となるE-330の後継機、出ませんかねえ。
素人考えですが、ライブビュー用イメージセンサーを利用して、
顔認識はできないのかな。できたら画期的。
このさいだから業界最高の54点AF(笑)にして、
人物撮影に失敗はありえない・・・っていうのは?^^);