モノクロームの街 [フィルムで撮ろう!]
Canon EOS-1N EF24-85mmF3.5-4.5 USM / NEOPAN 100 ACROS
富士写真フィルムのネオパン100ACROSはキレのいいモノクロフィルムですよ。
鉄道、エクタクローム・ダイナ・ハイカラー [フィルムで撮ろう!]
わたしが小学生の頃、鉄道ブームとスーパーカーブームというのがありました。
鉄道で人気があったのはブルートレイン、青い客車の寝台特急。
スーパーカーというのはランボルギーニだとか、ポルシェ、フェラーリなどのヨーロッパの名車。
当時、そういうものにカメラを持った小学生が群がったのです。
私は鉄道派でした。
好きだったのは上野から秋田へ行く急行「おが」(渋すぎる…)。
58系という気動車のディーゼルエンジンの音が好きでした。
いまも鉄道は大好きですが、いわゆる「鉄ちゃん」ではありません。
でも、たまにTVなどでタレントが、気動車なのに「電車」と呼ぶのを聞くと
「違うだろ!」と突っ込まずにはいられません(苦笑)
Canon EOS-1N EF100-300mm F5.6 L / EBX (4月撮影)
千葉県中央部には小湊鉄道という、鉄道マニアが泣いて喜びそうな
路線があります。JRのローカル路線や第3セクターの路線だと
やたらと派手な車両が走っていたりしますが、ここはホント地味!
正しい(?)ローカル鉄道の姿です。
桜の咲く頃に訪れてみてはいかがですか?
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上の写真の使用フィルムはコダックのエクタクローム・ダイナ・ハイカラー
(略称EBX)です。
昨日紹介したフジクロームベルビアのように高彩度の鮮やかさが売りのフィルムです。
桜の花など、春を表現するのにぴったりなフィルムだと思います。
フジクローム ベルビア [フィルムで撮ろう!]
風景写真を撮影する人にとって一番ポピュラーなフィルムは
フジクロームベルビアではないでしょうか。
1990年の3月に発売され、いまも大変人気のあるリバーサル(スライド)フィルムです。
特徴は鮮やかな色彩。
鮮やかでありながら、くどくない、日本人好みの色なのだと思います。
Canon A-1 New FD28-55mm F3.5-4.5 / RVP
上の写真は1991年春の写真です。
ベルビアが発売される前、フジクローム50Dというフィルムがありました。
三好和義さんの写真集「RAKUEN」の使用フィルムは主にフジクローム50Dでした。
モルジブ、セーシェルの鮮やかな風景はショッキングなほどでした。
それからフジクローム50Dばかり使っていました(笑)。
ベルビアはその50Dの流れを汲む新フィルムとして鮮烈にデビューしたのです。
リバーサルフィルムを使ったことのない方はぜひ一度使ってみてください。
そして現像したスライドを光にかざしてみて下さい。
あまりの色の美しさにリバーサルフィルムにハマること請け合いですよ。
* ここで補足です。ISO50のRVP(ベルビア50)は2005年末で製造を終了しました。(1/30 19:40)
節約節約…(汗&涙) [フィルムで撮ろう!]
いまやデジカメ時代とはいえ、やはりフィルムで写真をはじめたものですから、
フィルムカメラには愛着があります。
いまさら売り払っても大した額にならないモノばかりなので、
壊れるまで使いきるつもりです。
とはいうものの、フィルムカメラってやっぱりお金かかりますねぇ。
そういえば、もともと写真って、お金のかかるものでしたね。
私が小さい子供の頃はたしかカラープリント1枚50円くらいしてたような…。
それこそ一球入魂ではないですが、シャッターひと押しに魂(たましい)込めてたような…。
近所の写真屋さんで仕上がりを受け取るときの緊張感はそれはもう…
掛け金が大きいだけに、結果に対する喜びと悲しみが今よりはるかに大きかった気がします。
かといって、今となっては、12枚撮りフィルムに全身全霊を傾けて…なんて
撮り方はできないです。まず無理です。
旅行にいったりすると写真を撮らないほうがもったいないという気分になりますね。
そういう気持ちのほうが、私はよい写真が撮れると思っています。
なにより、たくさん写真を撮るのは気持ちがよくて、楽しい!
フィルムカメラでいっぱい写真が撮れて、しかもお金がかからない方法はないものか…
いつもそんなことを考えています(苦笑)
まず、ひとつは、モノクロフィルムを自分で現像する方法。
道具は現像タンクがそこそこの値段するぐらいで安く揃いました。
200円弱の現像液で8~10本現像できます。(定着液もいりますが、これも安いです)
また初期投資を覚悟して、「フィルムローダー」を買う手があります。
100フィートの長さのフィルムが缶入りで3000円前後で売られているのですが、
それをパトローネに装てんする装置です。100フィートで36枚撮り20本分ぐらいはあるので、
非常にコストダウンになります。リサイクルの観点からもおすすめ。
ふたつめは、アナログとデジタルの融合作戦です。
これも初期投資がたいへんですが、フィルムスキャナーとプリンターを買います。
フィルムスキャナーは私はミノルタ製の安いのを使っています。
現像したモノクロネガを16ビット・カラーネガモードでスキャンして、
バンドルされていたソフト「Photoshop LE」のトーンカーブで階調を整えます。
8ビットに変換してから彩度を0にして、ゴミホコリを修正して完成。
リバーサルフィルムの場合は一定の補正ジョブを決めてしまえば、ネガより簡単です。
インクジェットプリンターというのは、思ったより金食い虫ですが、
大型プリントになれば、写真屋さんにプリントを注文するよりダンゼン安い!
ただし、写真屋さん並みかそれ以上のプリントが出来ての話。
失敗プリントの山を作って、非常に空しくなることがあります…。
俺はいったい何やってんだろうと…。
みっつめは、町の写真屋さんには悪いけど、
安い大型店でまとめ買いする作戦です。
店に入ってから、あれこれほしいものを考えていては敵の術中にはまります(敵?)
ネットでチェックして必要なもの、買うものをあらかじめ決めておきます。
今、私が注目してるのは、モノクロフィルムは「コニカパン100」
リバーサルフィルムは「アグファCTプレシーザ100」
アグファの発色が気に入ってます。
フジのRDPⅢ(プロビア)より鮮やか傾向、
コダックのEBX(ダイナハイカラー)よりさらっとした感じです。
コニカもアグファも「なんで?」と思うくらい安い。しかし在庫は少ない…
Yカメラさん、なんで?
リバーサルフィルムの現像は家の近くのKカメラに持っていきます。
フィルムがどこのメーカーだろうとEK系のラボに出してもらうと料金が安いのです。
フィルム派の皆さん、がんばって節約してでもフィルムカメラを使い続けましょう!
せこいブログで大変失礼しました!