X7+EF-S18-55mm/F3.5-5.6 IS STM [X7]
Canon EOS Kiss X7 EF-S18-55mmF3.5-5.6IS STM 1/320sec f9.0 ISO400
キヤノンEOS Kiss X7にぴったりな
標準ズームレンズは、やっぱりこれしかない!
このレンズを前提にX7というカメラは
作られているだろうから…。
EF-S18-55mm 3.5-5.6 IS STM、
最近やっと中古品を10,800円でゲットした。
非常に小型軽量なレンズなのだが、
カメラがまた非常に小さいので、
相対的に、そこそこ立派なレンズに見えてくれる(笑)。
写りは、前回のEF-S55-250mm f/4-5.6 IS STMのように
感動するほど良く写るわけではない。
広角18mm側は絞っても、周辺がちょっと甘いかな…
EOS MのEF-M18-55mmに似た感じ。
広角側で歪曲が目立つのも同じ。
RAWで撮ってキヤノン・デジタル・フォト・プロフェッショナルで
適切な処理をすれば、十分な画像に仕上げることが出来る。
歪曲も修正できるし、
デジタルレンズオプティマイザで
補正すると笑っちゃうくらいハッキリクッキリ
シャープな絵になる。
特にピクチャースタイルを「ディティール重視」
にすると、シャープネスが強すぎるのだろうが、
おもに空の部分などに
「ちりめんじわ」みたいなのが浮き出てくる。
シャープネスのチェックをはずしてやると
ちょうど良いあんばいだ。
このキヤノンのピクチャースタイル、
それぞれ特徴のある画になるのはよいのだが、
「これ」っていうのが決められないままでいた。
(オリンパスなら「ナチュラル」で問題ない!って決められるんだけど)
Canon EOS Kiss X7 EF-S18-55mmF3.5-5.6IS STM 1/500sec f7.0 ISO400
「スタンダード」だと、ちょっと地味な感じがする。
空の青がグレーっぽく感じる。ちょっと物足りない。
かたや「風景」にすると、空の青がありえないくらいに
青くなる。オリンパス・ブルーも裸足で逃げ出すくらいの
青い空になっちゃうのだ!
植物の緑も鮮やかになるのは良いのだが、
一方で赤い花がオレンジっぽくなって不自然になったりする。
菜の花の黄色なんかは「ポートレート」にすると
蛍光ペンで塗りたくったような黄色になる。
菜の花をバックにしたポートレート撮影なんか要注意だ。
それぞれの個性が明確なのはいいんだけど、
どれも一長一短で、標準で使いたいって
思えるスタイルがなかったんだよねえ。
で、ピクチャースタイル「オート」ってのがある。
これEOS7Dにはなかったんだけど、
EOS MとEOS Kiss X7にはあるわけ。
(EOS Kiss X5以降~2011年~から搭載された機能らしい)
これを新たなピクチャースタイルと呼んでいいのか
わからないけど、とりあえず「オート」にしとけば間違いないか~
って感じなのだ。
自動でいずれかのピクチャースタイルを選んでくれるというわけではなく、
記憶色というか、印象に近い色に整えてくれるので、結果、
オリンパスの「ナチュラル」的な(鮮やかだけど派手すぎない)
ポジションになってくれるのだ。
Canon EOS Kiss X7 EF-S18-55mmF3.5-5.6IS STM 1/250sec f10 ISO100
X7にとって、このレンズ、
EF-S18-55mmf3.5-5.6IS STMは
切り離せない「パートナー」だと感じた。
キヤノンのレンズなら、なんでもOKとならないのが、
X7の難しいところだ。
EOS Kissシリーズでも一回り大きめのX7i、X8iとかなら
18-135mmくらいの少し大柄なレンズでもパートナーになってくれるだろう。
でも、X7と組ませるのは止めたほうがいい。
ぶっちゃけ、「軽い・小さい」ってことだけが取り柄のカメラなのだ。
そこを生かしてやらないと、扱いにくいだけのダメカメラになってしまう。
X7+EF-S55-250mm/F4-5.6 IS STM [X7]
Canon EOS Kiss X7 EF-S55-250mmF4-5.6IS STM 1/125sec f5.6
キヤノンEF-S55-250mm f/4-5.6 IS STM、
安っぽいと言われれば否定できないけど、
(実際安いんだし)
そこは好意的に「簡素」と表現したいところ。
外観は非常にシンプルな望遠ズームレンズ。
先代のEF-S55-250mm F4-5.6 IS IIに比べ
大きく改良されている。
たとえば桜の花とかをクローズアップで撮るときに
オートフォーカスでは微妙に「シベ」にカチッと
ピントがこなかったりするけれど、
フルタイムマニュアルフォーカス機能が搭載されたので、
AFスイッチの切り替えなしにフォーカスリングを
サッと捻れば「シベ」にピントをしっかり合わせることができる。
また前玉枠が回転しなくなり
PLフィルターも快適に使えるようになった。
STM(ステッピングモーター)搭載で
オートフォーカスの作動音もほとんどしなくなった。
こういった、上級レンズ並みの機能を備えながらも
安価なので、実用品として存分に使い倒せる。
写りに関しては、はっきり言って何の不満もない。
安価なキットレンズで、こんなによく写るって
どういうこと?って思う。
これだけ写るんだったら
無理して高級レンズなんか買わずに
こいつを潰れるまで使って、
潰れたら、また最新のキットレンズを
買う、そのほうが幸せになれるような気がしてる。
実際、レンズ性能も日進月歩だから、
あながち間違った考えでもないだろう。
でも私みたいな(向上心のない)人間は少ないんだろうねえ。
そうでなきゃキヤノンは儲からないと思う。
質量こそ375グラムの軽さだが、
EOS Kiss X7と組み合わせるには
サイズは、ちょっと大きい。
あんまりバランスが良くない。
X7の軽快さをスポイルしてしまう。
むしろ重量級のEOS7Dと組み合わせるとバランスがいい感じだ。
ちゃんとEOS7DのAF性能にも答えてくれるから、
その方が、とても軽快に感じる。
IS(手振れ補正)もよく効くと思う。
先代のEF-S55-250mm F4-5.6 IS IIの手ブレ補正効果
が4段分で、EF-S55-250mm f/4-5.6 IS STMが
なぜか3.5段分となってるので、
あれ?STM搭載分のコストを削ったのか?
(いかにもキヤノンがやりそうだけど)と思ったけど、
どうやら測定方法が変わったらしく(CIPAガイドライン準拠)
効果はほぼ同程度らしい。
250mm(フルサイズ換算400mm)で1/125秒のシャッターが
何の心配もなく切れるのが実際に撮影してみてわかった。
パソコンのモニタで100%表示にして
ブレが確認できないってことだから、
A4プリントが目的だとすれば、もっと数段遅いシャッターでも
いける。
モニタで100%にして、「アチャ~ぶれた~」と思っても
プリントしたら全然問題無しだったりするからね。
ほんと、珍しくほとんど欠点の感じられないレンズだ。
ただEOS Kiss X7用としてはガタイがデカいのだなあ…。
そこだけがちょっぴり残念。
※ちなみにX7のダブルズームセットはこのレンズじゃなくて先代のEF-S55-250mm F4-5.6 IS IIとのセットになってるので御注意を!
X7+EF-S10-22mm/F3.5-4.5USM [X7]
Canon EOS Kiss X7 EF-S10-22mm f/3.5-4.5 USM 1/1000sec F8.0 ISO400
EOS kiss X7に超広角ズームの
EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMを付けて歩いてみた。
レンズの鏡胴が太く見えるので、見た目はアンバランスなのだが、
手にして持った感じは、そんなに悪くない。
このレンズ、意外と軽くて、385グラム、
X7のカメラボディと同じくらいの重さ。
これよりわずかに重い440グラムの
タムロン17-50mm/2.8(A16)を付けると、
バランスの悪さを感じてしまうので、
(カメラが軽い分、妙にレンズの重さを意識してしまう)たぶん、
400グラム以上のレンズはX7には「過積載」なのだろう…。
(X7に過積載しても法律的には何のお咎めもないけど)
バランス的には新製品のEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMの
ほうが小型だし軽いし(重さ240グラム)手ぶれ補正も付いてる、
たぶんX7にはピッタリだと思う。
でも18mmまでっていうのが、ちょっと物足りない感じがする…。
EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMはフルサイズ換算で35mm程度の
標準的な画角に近い22mmまでカバーするので、
標準ズーム的にカメラに付けっぱなしにしていても、
あまり困らないことが多い。
(インナーフォーカスなのでズームしても鏡胴が伸びないのが良い、
普段22mm側にセットしておけばいい)
EOS kiss X7を手に入れてから1か月ほど経ち、
自分なりの設定が定まってきた。
AFフレーム選択ボタンとAEロックボタンを入れ替えて
AF-ON(いわゆる親指AF)に設定。
測光モードはスポットに。
撮影モードはM(マニュアル)。
フィルム時代はAE(自動露出)に頼ってたけど、
デジタルになってから、かえってマニュアルのほうが、
使いやすいような気がしてきた。
AEだと、構図をちょっと変えるたびに露出が変わる。
違う違うそうじゃない…と露出補正して撮り直す。
なんか無駄…。
まず1枚撮って、ここはこう!という露出を決めて、
そして構図の違うバリエーションを数カット押さえる、
結局そのほうが早い。
ケチな話だが、シャッターの作動にも何万回といった寿命が
あるので、出来るだけ無駄なシャッターは切りたくない(笑)。
(デジタルカメラになってからシャッター10万回なんてのも
まったく現実的な話になってしまった。)
あと最初に気になったのがファインダー視野率が95%なので
(実際に写る範囲の95%しかファインダーで見られないということ)
残り5%の意図しない物が画面の隅に写ってしまうこと。
実は上の船の写真、余分なものが映り込んだので撮り直してる。
昔使っていたフィルムカメラのEOS kiss は視野率90%だったので、
kissなのに95%ってすごく立派じゃないか、偉い!と思っていたのだが、
残りの5%って、意外と大きかったのねえ…。
で、またネガティブなことを書いてしまうけど、
こういうお散歩的スナップ撮影においては、
EOS Mのほうが、なんだかキビキビ動いて快適じゃね?
なんて思ってしまったのだった…。
キヤノンのミラーレス、それも初代EOS Mっていったら、
世間的にはドンくさいカメラのイメージしかないんだけど(苦笑)、
フォーカス・ポイントは指タッチで一瞬で決められるし、
ライブビューで露出、画面構成も完璧、
意外や意外、仕事が早い。
一方のX7は中央1点でAF合焦、フォーカス・ロックして、
カメラを振って構図を整えて、このくらい余分なものが写るかな~と、
予想しながら撮影…。一眼レフとしてのX7はそんな感じになる。
(ライブビューにすれば、EOS Mと同じことができるし、
ハイブリッド CMOS AF II搭載で、より高性能なはずだが、
EOS Mと共通の充電池で150枚しか撮影できないのは厳しい。)
そしてRAW+Jpegで記録してるせいかもしれないが、
液晶モニターに撮影画像が表示されるのが、かなり遅い…。
EOS Mは、こういうとこも意外とキビキビしてるんだよね。
う~む、X7使ってみて、EOS Mを見直してどうするって、
思うんだけどねえ(苦笑)。
X7 [X7]
Canon EOS Kiss X7 TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR (A16)
わたしのEOSシステムに新しい仲間が加わりました。
世界最小・最軽量の一眼レフ、キヤノンEOS Kiss X7です。
EOS7Dと比べると、横幅が2割ほど小さいのですが、
重さは半分にも満たないので、
全体のカタマリ感としては、半分くらいの大きさに感じます。
とにかく小さいし軽い。
とりあえず手持ちのレンズをあれこれ装着してみたんですが、
う~む、どれもこれも違和感が・・・。
結論から言いますと、
カメラが小さすぎて、手持ちの、どのレンズも似合わないのでした。
レンズが異様に大きく見えてしまいます。
EF50mmF1.8Ⅱですら、なんかデカイし、太い(汗)
タムロンのA16も、なんかバランス悪い・・・。
EOS7D系やEOS70Dなどのサブカメラに、X7を検討してる方が
いましたら、ちょっと待ってください・・・
あまりにも差が大きすぎて、サブカメラにはなりそうもありません。
ちょっと使ってみて感じたことは、
「世界最小・最軽量」に”こだわる”こと、”こだわりぬく”ことが
このカメラの使いこなしのコツではないかと。
フィットするレンズはキットレンズの18-55ミリズーム、
そしてパンケーキレンズのEF-S24mmとEF40mm、
望遠を使うならEF-S55-250mm、だけ、でしょう。
(今のところ、55-250mmSTMだけは持ってますが)
つねに「最小、最軽量の状態で写真を撮る」べきカメラだと
感じました。
X7に大きくて重い高倍率ズームやLレンズを着けたら、
このカメラを使う意味が分からなくなります。
単焦点レンズなら大口径じゃない安いヤツです。
上の写真には三脚に取り付けるためのプレートが付いてるけど、
そんなものも、もう付けません(笑)!
とにかく軽く小さく!
とりあえず18-55mmISの中古でも探そうかなあ。
キットズーム付で買っちゃったほうがお得だったのか(苦笑)・・・。
まあ、パンケーキレンズも1万円台で買えるんだけど、
こりゃあ、意外と使いこなしの難しい
”じゃじゃ馬”を買ってしまったかもしれませんねえ。
とか、言いつつ、かなり楽しみではあります(笑)。