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失くしたくないカメラ [フィルムで撮ろう!]

P6129647.jpg

デジタルカメラが普及しはじめたことで、まっさきに消えてしまったのが、

いわゆる「ポラロイドカメラ」だった。

ポラロイドのインスタントカメラが消え、

フジフィルムの同様のインスタントカメラも消えた。

そんななかで今も頑張っているのが、

フジフィルムのインスタントカメラ、チェキだ。

主にビジネス用途だったポラロイドの600やスペクトラ、

フジフィルムのフォトラマシリーズなど

に比べて、プライベートでホビーな要素が濃いのが、

生き残りの勝因なのかもしれない。

かつてフジフィルムからプリンターを内蔵したデジタルカメラが

登場したが、パッとしなかった。

インスタントカメラは、そもそも”デジタルである必要がない”のだ。

銀塩フィルムを使用することで、安価でシンプルなカメラになる。

銀塩フィルム・インスタントカメラはデジタル時代になっても、

引退したり、退場する必要はない。

時代が進むことで、消える必要がない物も、消えてしまうことがある。

”効率”という名の巨大な波が、

後世に残すべきものさえも流し去ってしまう。

こういうことを、これから、私たちは決して許してはいけない。

チェキの画面サイズは6.2cm×4.6cm、

これは中判カメラの645判よりちょっと大きいくらい。

レンズはフジノンの60mmだ。

じつはチェキは非常に中判カメラっぽい。

おじいさん、おばあさんの子供時代や若い頃の古い写真で、とても小さい写真が

あったりするけれど、(あれは密着焼きなんだろうか?)

あれが、そのままカラーになったような、優しさが、チェキのプリントにはある。


たまにはセルフじゃないのもいいじゃない [フィルムで撮ろう!]

FH010014.jpg

Canon EOS-1N  EF35mm F2  Kodak Ektar 100

 

ネガカラーフィルムで撮影するのって、最近のわたしの、ちょっとした贅沢になってきた。

例えて言うなら、3千いくらの理容店で散髪してもらうような感じ?(笑)

カットのみ1000円なんてのは、さすがにキツくて、

シャンプーもしてもらって1500円ってのを普段利用してますけど・・・。

でも、あれ、なんかデジタルって感じだよね。

必要最低限の事してもらって、

髭剃りとかは家に帰ってセルフでってことで・・・。

 

そういえばデジタルカメラって、いうなれば「セルフ」だよね。

 

ガソリンスタンドもセルフが多くなってきた。

あれも、なんかデジタルなんだよね~。

 

最近はネガカラーで同時プリント。

で、同時にCDも作ってもらう。

写真屋さんに、ぜ~んぶオマカセ。

以前はリバーサルばかりで、ネガカラーもフォトCDも

ちょっとバカにしてたんだけど、

今は、やっぱりネガカラーが一番ですよ。

フォトCD もLサイズのプリントには十分すぎる解像力がある。

ネガと違って、ゴミや傷がつかないし。

月にネガカラー1本撮って、2000円ちょっとの、ささやかな贅沢。

ちゃんとした理容店で散髪してもらうのより安いし!(笑)

 

natura classica white.jpg

  フジフイルム ナチュラ クラシカ ホワイト 《6月下旬発売予定》

 

富士フィルムが、このデジタル時代に、フィルムカメラの新製品を発表。

ナチュラ クラシカ ホワイト  NATURA CLASSICA  WHITE

既存の製品の、ただの色違いなんだけど、パッケージが、なんか、いいよね。

昔、実家で飼ってたネコに似てます。

 

 

 

 


フィルムカメラで のこすということ・・・ [フィルムで撮ろう!]

フィルムの良さって何だろう。

たしかにフィルムにはまだ、デジタルに対して数々のアドバンテージがあると思う。

でも、それをことさら書き出してみたところで、

いまさらフィルムの良さを、

多くの人に強くアピールすることにもならないだろうし、

デジタルの便利さ、手軽さの前では、

霞んでしまう程度のことばかりのような気もする。

以前、富士写真フィルムの広告のコピーに、

「写真はフィルム。理屈ではありません。」というのがあって、

妙に納得したのを憶えている。

あ、そうか・・・と。

けっきょく、理屈じゃないんだ。


これは感情の問題なのかも。

tm-photoさんがブログ「スナップ日和」で紹介していた雑誌、Re:S

第2号ではフィルムカメラの特集を組んでいる。

赤ちゃんを撮影するお父さん(おかあさん?)・・・

その表紙の写真を見て、ひとつ感じたことがある。


フィルムは、人と一緒に”歳をとる”。

人とともに劣化する。

銀塩写真の寿命は、だいたい人と同じ位か、少し長いくらいだろうか・・・。

フィルム、銀塩写真は、人の記憶に似ているのかもしれない。


デジタルは理論上、劣化しない。歳をとらない。

データの入れ物を新しくしていけば、永遠にオリジナルの姿のまま。

それは、もう、人の「記憶」「思い出」とは別のもの・・・。

デジタルのどこかに、一抹の不安、不信感を覚えるのは、

そういうことなのかもしれない。


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HANABI [フィルムで撮ろう!]

今日から7月。

夏です。

夏といえば、お祭り、そして花火。

Canon EOS-1N  EF24-85mm F3.5-4.5 USM   AGFA APX100

 

何年か前の写真ですが、このとき、初めてモノクロフィルムで花火を

撮影しました。

カラーフィルムで撮ると、意外と、見た印象と違って、しっくりこなかったんです。

 

モノクロの花火・・・私は気に入っています。

モノクロのほうが、あの夏の、あの時の色を鮮明に思い出せる気がするのです。


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