へんなマクロ [EOS M]
NewFD50mmF1.4で撮ってみた。 [EOS M]
Canon EOS M +KIPON FD-EOS-M mountadapter+NewFD50mmF1.4
キヤノンEOS Mに、30年以上前のキヤノンの標準レンズ、
New FD50mmF1.4を装着して撮ってみた。
上の写真は絞り開放F1.4で撮影。
今のデジタル対応レンズでは決して撮れないような
アナログな雰囲気の画に・・・。
でも、F2まで絞ると、とたんにスッキリした画面になってくる。
ぱっと見、EF-Mレンズで写したものと変わらない感じだ。
しかし、絞るほど良くなるかといえば、これが、意外と微妙・・・。
絞りF2 スッキリさわやかな印象。
絞りF4
絞りF5.6
絞りF8
絞りF11
撮影してて気がついたんだけど、
絞るほど段々色合いが赤っぽくなってくるのだ・・・。
撮影直後のカメラのモニタビューを見ると、かなり濁って見えるので驚く。
これは、今さらだけど、デジタルカメラだから起こる現象なんだろうか?
フィルムで撮ってたときは、こんなことなかったものな~。
FDレンズ復活 [EOS M]
思いのほかFDレンズが似合ってしまうEOS Mなのだった。
FDレンズというのはEOS以前のキヤノン一眼用のレンズである。
キポンという中国メーカーのレンズアダプターを手に入れたので、
しまいっぱなしだったFDレンズを引っ張り出してきたのだ。
NewFD50mmF1.4は、なかでもFDレンズの基準となる標準レンズ。
APS-CセンサーのEOS Mでは、80mm相当の
中望遠レンズになり、液晶表示で部分拡大してピント合わせを
しようとすると、ガクガクプルプルとカメラがブレているのが、
はっきり判る。
フォーカスピーキングもないから、拡大しないとピントがわからないし、
ブレているとピントが合わせられない。まず速写は無理…。
このあたりEOS Mの数ある弱点のひとつ。
次はNewFD28-55mmF3.5-4.5、廉価な標準ズーム。
発売されたのは1983年で、この頃からカメラやレンズが急激にチープになった。
(このあたりもキヤノンが先頭をきって走っていた印象・・・)
現在のキット・ズームに通じる安っぽさがある。
28mm前後がEOS Mの常用レンズとしてはよさそうだ。
たしかNewFD24-35mmF3.5Lなんていうレンズがあったが、
そんなのを着けてみたいな~、中古品をネット検索したりして。ヤバい…(笑)
これはNewFD200mmF4、スリムな望遠レンズだ。
高校時代の冬休みに郵便局でバイトをして買った、いま手持ちのレンズの中では
一番古いもの。
一眼レフEOS用のEFレンズをアダプター経由で装着したときよりも、
たたずまいに違和感がないのはどういうわけだろう。
・・・・・・・・・・
ここのところ、フィルムでも写真を撮りたいなあと思っている。
気が付けば、もう2年くらいフィルムで写真を撮ってない…。
カメラもオートフォーカスの一眼レフじゃ、デジカメと
あまり変わらないから使う気にならない。機械式の古いカメラがいい。
饒舌なデジカメと違って、フィルムカメラは無口なほうがいい(笑)
絞りとシャッタースピードとフィルムカウンター
情報は3つで十分だ。
キヤノンEF、このカメラなら電池があってもなくても写真が撮れる。
2014-03-05 [EOS M]
Canon EOS M EF-M22mm f/2 STM 1/800sec F8.0 ISO200
ああ、もう3月ですね。
3か月以上も更新が止まってました。
月刊ペースから季刊ペースになってきちゃったなあ…。
とりあえず、休刊とか廃刊はありませんので、
本年もよろしくお願いします(遅っ!)。
キヤノンEOS Mの新型EOS M2が出たけれど、
基本的なコンセプトはほとんど変わらず、
ある意味、方向性に全くブレがないことに、わたしはむしろ安心したのだった。
ただ、そのあと発表されたコンパクトカメラPowerShot G1 X Mark Ⅱが、
一眼レフEOSのサブカメラ的要素を、Mよりも、ずっと強く感じさせる
ハイアマチュア向けの仕上がりになっていて、
一眼レフEOSの上級機のユーザーには、G1 X Mark Ⅱをお勧めしますよと、
キヤノンは言ってるように感じた。
G1 X MarkⅡの「熱さ」とEOS Mの「ぬるさ」の違いは大きい。
EOS Mシリーズの「詰めの甘さのようなもの」は、むしろキヤノンの方針、
それこそEOS Mの「仕様」なのかもしれないなと、考えさせられたのだった。
EOSを名乗りながら、どこか、間が抜けている・・・それがEOS Mだ。
中途半端に、良く出来ているだけに、些細なことが勿体ない、と思わされる。
メニューにタッチシャッターをキャンセルする機能があるのに、
モニタのタッチシャッターアイコンをタッチすると、とたんにONになるとか、
(うっかり触れて無駄なシャッターを切ることは、意外と少ないのだが、
メニューの設定自体意味がないことになる・・・)
AEB(自動段階露光)の設定が電源OFFでキャンセルされてしまうとか、
(最初、知らずに同じ露出の写真をいっぱい撮ってしまった。)
カメラマニアにもアピールするポイントは豊富にあるカメラなのに、
勿体ないことに「穴」がところどころにあいているのだ。
(キヤノンともあろうものが穴に気づかないはずもないのだが…)
ことさらカメラマニア向けにする必要はないが、
ちょっと「穴」をふさぐだけで、
エントリーユーザーにもカメラマニアにも愛される素晴らしいカメラに
なる可能性があると思うのに。
(でも、それこそ売れ筋のEOS Kissシリーズと被ってしまうということかな・・・)