理想のコンデジを考える その4 [カメラについて]
OLYMPUS E-300 Zuiko Digital 35mm F3.5 MACRO
5.とりあえず、
わたしの理想のコンパクトデジタルカメラを形にしてみた・・・。
わたしのお気に入りのフィルムコンパクトカメラ、
リコーGR-1Sを撮影した写真を元に、画像ソフトの
フォトショップで、いじくってみたのが、下の画像。
欲しい機能を搭載したコンデジを想定、映像化すると、こうなりました。
どうでしょうか?
リコーGRデジタルの一部をパクってるのが、バレバレですね(笑)。
実は横幅も詰めているせいか、コンタックスTシリーズの雰囲気も
無きにしも非ずかな・・・(?)
レンズはリコーG600と同じ感じで、前面に飛び出さないフラットタイプ。
焦点距離は35mm換算で、28mmと40mm、
そうです、2焦点切り替えなのです。
GRデジタルの40mmバージョンがあればいいな、と思ってるのですが、
かといって、28mmも使えるに越したことはないし・・・
ということで、ズームは、いらないから2焦点にしちゃいました!
80年代後半、割と流行ったんですよね、2焦点のコンパクトカメラ。
カシャ、カシャと小気味良く、切り替えが出来たものでした。
スナップモード、遠景モードでは、AFがOFFになり、
それぞれピントが1.5m、∞にセットされる。
小さい撮像素子だからこそ、パンフォーカスだし、
レリーズタイムラグも最小になり、スナップに向く。
電源は専用充電池もしくは単四電池のコンパチブル。
光学ファインダー内蔵で、アクセサリーシューは無し。
で、生活防水。
オプションのリモコンが使えて、スローシャッターも切れる。
そうとう趣味の偏ったカメラになってしまいましたね(苦笑)。
でも、こんなカメラがあったら、私は、使いやすいと思ってるんですけど・・・。
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上のGR-1タイプの想定デジカメは、機能一辺倒で、
デザイン的なお遊びは、ほとんどないんだけど、
たとえば、昔のローライ35とかキヤノンダイヤルみたいな
アナログ感覚あふれるデザインのデジカメが登場しても面白いと思う。
ダイヤルだらけのデジカメってのも、
なんだか面白そうでしょ?
デザイン的な遊びも、今のデジカメには、もっと欲しいよね。
理想のコンデジを考える その3 [カメラについて]
OLYMPUS μ1030SW 1/400sec F5.0 -0.3EV
4. いざという時のアルカリ電池使用可!
デジタル一眼レフの予備の充電池を持っている人は、
わりと多いと思うのだが、
コンパクトデジタルカメラの予備の充電池を用意している人って
はたして、どれだけいるのだろうか?
(私は今のところ持ってない、実は・・・・苦笑)
実際、ビジネスツールとして活躍する機会の多いコンデジにおいて、
電池切れというのは、非常に困る、切迫した状態なのだが、
その点において「危機管理」の出来ているカメラというのは、
実は非常に少ない!
(おおげさな言い方ですね・・・)
場合によっては、「このカメラで撮影しといて」・・・なんて
渡されたカメラが、電池切れ寸前なんてこともありうる。
(コノヤロー充電ぐらいしとけ!と言える相手ならいいんですけどね)
気がついたときには、すでに充電なんかしてる余裕はないのだ。
そういうときにコンビニに走れば解決できる単三型電池使用のタイプはエライ。
ただ、このタイプは、デザイン的に制約されるとか、小型化の支障になるのか、
一般に廉価な機種に限られる。
私が理想的だなと思うのは、
リコーのGRデジタルや防水タイプのG600などに採用されている方法。
専用充電式電池と単四型電池のコンパチブルになっており、
いざ、というときはコンビニで、単四型アルカリ電池を買えば、
G600なら約60枚撮影できる。GRデジタルⅡで約45枚。
緊急時なら十分な性能だ。
こういうカメラこそ、プロ仕様と呼ぶべきである。
プロなら予備充電地を用意してるよ、な~んて言ってはいけないのである(苦笑)。
あらゆるマイナス条件をかいくぐる柔軟性があってこそ本当の道具なのだ。
リコーG600
・・・レンズもフラットだし、光学ファインダーがあれば、私の理想に近い。
理想のコンデジを考える その2 [カメラについて]
OLYMPUS E-300 Zuiko Digital ED 40-150mm F4.0-5.6
3.光学ファインダーは、やっぱり欲しい。
非常に明るい場所では、液晶モニターが見づらいというのは、
もちろん、その理由のひとつ。
そんなときに光学ファインダーが付いていると安心感があるが、
理由は、それだけではない。
わたしが初めて「コンデジ」を使ったときに
感じた「違和感」というのは、
液晶モニターの「タイムラグ」、つまり、「時間のズレ、遅れ」・・・。
ポーズをとってパチリ、という記念撮影なら
ほとんど問題はないのだが、
たとえば、ころころ表情の変わる子供を、
液晶モニターを見ながら撮影したりすると、
まずタイミングが合わない。遅い・・・。
モニターで見たときの顔とは、ぜんぜん違う表情で写ってる。
TVの衛星中継のように微妙に画像が遅れてるのだろうか?
フィルムのコンパクトカメラでも、
実際は相当のタイムラグがある。
でも、デジカメは結果がすぐにモニターに現れるので、
この点が非常に気になってくる・・・。
モニターで、ある程度の構図を決めておいて、
子供の表情を、直接、目で見ながらシャッターを押すのが、
チャンスを捉えるには一番ベストな方法なようだ。
ノーファインダーと呼ばれる手法だが、
それならタイムラグのない光学ファインダーが付いていれば
なお安心確実ではないだろうか。
さらにシャッターレリーズ自体のタイムラグを短縮すれば、
非常にチャンスに強いカメラになる。
AFをOFFにして、ピントを1.5mくらいに固定できるモード、
を併用すれば、スナップには最高の武器になるはずだ。
理想のコンデジを考える その1 [カメラについて]
OLYMPUS E-300 Zuiko Digital ED 40-150mm F4.0-5.6
何回かにわたって、理想のコンパクトデジタルカメラについて考えたいと思います。
ご意見、感想、コメントも、よろしくお願いします^^
1.レンズは電源を入れても前面に出てこない
フラットなのがいい。
ニコンのクールピクスS52
オリンパスμ1030SW
電源オンと同時にレンズが出てきて、ズーミングで、伸び縮みするのは
どうも危なっかしい感じがする。
それというのも、実は、何かの拍子に
ケースに入れたカメラの電源が入ってしまい、レンズが伸びて
ケースがモッコリしてしまったことがあったから(笑)。
いや・・・これは笑い事ではなく、モーターに変な負荷が、かかるはずだから、
レンズの機構上、あまり良いことではないように思う。
この鏡胴部分、見た目も華奢で、弱々しい感じだし・・・
メカニカルな部分でのウィークポイントは、ないほうが好ましいだろう。
2. 28mm相当、38mm相当、
好みのスタートポジションが選べる。
レンズの焦点距離は35mm換算で28mmから105mmくらいまでで個人的には十分。
電源オンで28mmか38mm相当のどちらかに設定されるように選べたらいい。
風景撮影では28mmが使いやすいが、人物を絡めたスナップや、記念写真には
38mmのほうが、歪みが少なく使いやすい。
(28mmだと、隅の方の人の顔が歪んじゃうことがあるもんね)
もちろん、ズームレバーをワイド側に操作すれば、28mmにできる。
ようするに歪みのない自然な写真を撮りたいときに、
いちいち標準側へズームしなくても済むように設定できるようにしたい。
つづく・・・