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失くしたくないカメラ [フィルムで撮ろう!]

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デジタルカメラが普及しはじめたことで、まっさきに消えてしまったのが、

いわゆる「ポラロイドカメラ」だった。

ポラロイドのインスタントカメラが消え、

フジフィルムの同様のインスタントカメラも消えた。

そんななかで今も頑張っているのが、

フジフィルムのインスタントカメラ、チェキだ。

主にビジネス用途だったポラロイドの600やスペクトラ、

フジフィルムのフォトラマシリーズなど

に比べて、プライベートでホビーな要素が濃いのが、

生き残りの勝因なのかもしれない。

かつてフジフィルムからプリンターを内蔵したデジタルカメラが

登場したが、パッとしなかった。

インスタントカメラは、そもそも”デジタルである必要がない”のだ。

銀塩フィルムを使用することで、安価でシンプルなカメラになる。

銀塩フィルム・インスタントカメラはデジタル時代になっても、

引退したり、退場する必要はない。

時代が進むことで、消える必要がない物も、消えてしまうことがある。

”効率”という名の巨大な波が、

後世に残すべきものさえも流し去ってしまう。

こういうことを、これから、私たちは決して許してはいけない。

チェキの画面サイズは6.2cm×4.6cm、

これは中判カメラの645判よりちょっと大きいくらい。

レンズはフジノンの60mmだ。

じつはチェキは非常に中判カメラっぽい。

おじいさん、おばあさんの子供時代や若い頃の古い写真で、とても小さい写真が

あったりするけれど、(あれは密着焼きなんだろうか?)

あれが、そのままカラーになったような、優しさが、チェキのプリントにはある。


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コメント 4

ナツパパ

そう、たしかに、インスタントカメラがデジタルである必要なんて無いんですよね。
チェキの愉しさは、これはもうカメラの原点みたいなもの、と思います。
写真を囲んで、興味と笑顔が溢れているなんて、素敵ですよね。
by ナツパパ (2011-06-13 08:41) 

坊や

密着焼きした写真はリアルですね。小さなサイズでもとても
感動感激します。  チェキまだ健在でしたか! 一時期
流行りましたが存在を忘れてました。また遊んでみたくなりました。
4×5の密着焼きもしてみたいなぁ~?
by 坊や (2011-06-13 14:55) 

gillman

インスタントカメラは独特の味があってすきです。でもフィルムが中々手に入りにくくなってきましたね。
by gillman (2011-06-13 16:49) 

かめむし

ナツパパさん
そう、カメラの原点、なんですよね。
オリジナルが1枚。その潔さも気持ちいいですね。

坊やさん
密着焼きの凝縮された感じ、独特な世界ですね。
チェキ、まだカメラ屋さんに行くと売ってますよ。

gillmanさん
ほかのフィルム同様、入手が難しくなってきましたね。
でも、ポラロイドカメラが復活しそうな話もありますね。

by かめむし (2011-06-13 20:55) 

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