キヤノン [フィルムカメラ]
キヤノンの周辺がゴタゴタしている。
経営とか経済というのは、きっと写真やカメラの夢、理想などからは
ずうっと遠く、たぶん別の天体の上で動いているんだと思いたい・・・。
OLYMPUS μ1030SW 1/100sec F3.5 / OLYMPUS Master 2 歪み補正
1990年10月に発売されたキヤノンEOS1000QD、
極限までチープな外装にそぐわない高機能、高性能カメラ。
ある意味、中身に全てを注ぎ込んだような凄みがある。
もっともキヤノンらしいカメラのひとつだ。
武骨者キヤノン [フィルムカメラ]
一般的に、ニコンの一眼レフは武骨で 保守的といわれ、
キヤノンは、その反対であるかのように云われます。
でも、わたしは、それは逆なんではないか?と思ってます。
ニコンは1980年に発売されたF3から、お洒落路線に変わっています。
なんといっても、ジュージアーロのデザインですし^^。
対して、同じ80年登場のキヤノンのニューF-1はというと・・・。
これほど武骨なカメラはないっていうくらいの武骨モノ。
まるで装甲車とか、戦車のようなデザイン。
キヤノンNewF-1
最初の写真の手前2機種は私のキヤノンEFとA-1ですが、これらも、けっこう武骨モノです。
A-1は当時のカメラ少年に絶大な人気を誇ってましたが、
カメラロボットと呼ばれた、そのカタチは当時放映されてた「ガンダム」を彷彿とさせますね。
写真奥のほうはEOS-1Nです。これもスマートと呼べるようなシロモノではありません。
これも、実は、かなり武骨なカメラです。
EOSの元祖ともいえるT-90は、当時、とてつもなく未来的なデザインに感じましたが、
EOS-1系のデザインには、未来というよりは、むしろ古代の、土器とか土偶みたいな、
妙な素朴さ、野蛮さ、力強さ、といったものを、私は感じます。
土偶・・・EOS-1に似てませんか?
EOSが誕生して、20年になるそうです。
着実な進化を遂げているEOSですが、
でも、その着実さが、ちょっと退屈に感じられたりもします。
だから私は、あえてデジタル一眼にオリンパスを選んでみちゃったりしたのですが、
実は、これは欲しい!と思えるEOSデジタルの登場を、待ってもいるのです・・・。
(余談ですが、デジタルになってから視線入力が搭載されてませんが、
あれ、結構便利だと思うんですけど・・・。)
PENTAX K10D、カメラグランプリ受賞おめでとうございます。
Still Alive [フィルムカメラ]
高校時代から、もう20年以上も使っているキヤノンA-1・・・
去年あたりから不調になり、電子ダイアルでの設定が出来なくなりました。
シャッタースピード優先AE、絞り優先AE、プログラムAE、マニュアル露出、
どれも使えません…。
しかし、A-1には、もうひとつ、「絞込み実絞りAE」というのがありまして、
絞りリングをAマークから解除し、カメラ側の絞り込みレバーを
押しこむと、レンズが実際に絞り込まれるのですが、
その明るさに応じて、シャッター速度が自動で調節されるのです。
なぜか、このAEだけは正常に機能しますので、実は、このカメラ、今も使っています。
レンズの絞りリングを回して、絞り込んでいくとファインダー画面が暗くなっていきます。
なんだか、ものすごい昔の一眼レフみたいですねえ・・・^^;。
フィルムカメラは終わるのか? [フィルムカメラ]
「フィルムカメラ、新規開発難しい」 キヤノン社長
2006年05月25日23時14分(アサヒ・ドット・コム)
http://www.asahi.com/business/update/0525/153.html
フィルムカメラの「新機種を作るのは難しい状態」・・・だそうです。
別に言われなくても、多くのフィルムカメラファンは承知してますが、
こういったコメントがメーカーの社長から現実に出てくると、
やはり、ついに来るべきものが来たか…という感じですね。
もうフィルムEOSの後継機種は出ないんでしょうね…。
私の使っているフィルム一眼EOS-1N、
新型登場のうわさ(EOS-1Vのこと)が囁かれた99年ころ入手…。
だもんで、かなり安い値段で買えました(現在のデジタル一眼EOS30Dボディの実売価格より安いです)。
最上級機種は、大きくて重いけど、シャキシャキと反応がよくて気持ちよいです。
これでよい写真が撮れなきゃ、カメラじゃなくて自分が悪い…。
そう割り切れる良さがあります。