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パパママ写真学級(3) [写真のテクニック]

デジタル一眼レフカメラの使い方(1)

たいがいのカメラにはP,A,S,Mといったアルファベットの入ったダイヤルが付いています。

モードダイヤルというのですが、これはPに合わせてください

それで露出の設定はカメラが自動でやってくれますよ。

絞り(A)がどうのシャッタースピード(S)がこうのなんて小細工は無用!

子供写真は、とにかく撮る!何も考えずに、毎日撮る!これ大事です。

はっきり言って小細工が通用するような相手ではありませんからね(笑)・・・

 function_scene_e30.jpg

ちなみにイラストのマークとか、「全自動」「AUTO」とかいうマークに合わせちゃうと、

場所によっては、勝手にフラッシュが飛び出して光ってしまったりして、

赤ちゃんがビックリなんてことになっちゃうので、

必ず「P」に合わせてくださいね。


デジタル一眼レフカメラは、なぜ子供撮影が得意なのか?

1つめの理由・・・。暗いところでも、きれいに撮れるから

生まれたばかりの赤ちゃんは、ふつう薄暗いところで寝ています。

(ちなみに夜間の産科の新生児室では、ISO感度400で

ズームレンズの絞り開放F3.5、1/60秒から1/10秒の明るさでした。

カメラに慣れない人だと手振れすると思います。)

もちろんフラッシュを光らせるのは駄目です。子供の目に、よくありません。

そういう場所では、シャッターの速度が遅くなるので、

手振れしないように、デジタルカメラはISO感度を高くして、

シャッター速度を速くすることができるようになっています。

RIMG0068.jpg

ちなみに感度の数値を倍にすると、シャッター速度を2倍速くできます。

1/30秒なら1/60秒にすることができます。

ISO100で1/30秒だったら、ISO800にすれば1/250秒でシャッターが切れます。

そうなると手振れや被写体ブレの心配がほとんどなくなります。

感度は手動で設定することもできるし、暗いところで自動で感度をアップする設定に

することもできます。

それなら、ふだんから感度を高くしておけばいいと思うかもしれませんが、

じつは感度が低いほうが画質がよく、キレイに写るのです

感度を、あまり高くしすぎるとザラザラした印象になって画質が悪くなってきます。

その辺のバランスの見極めが難しいところですので、

難しいと思ったら、ISO感度はカメラ任せのAUTOに設定したほうが賢いかもしれません。


コンデジとデジイチISO感度1600対決!

コンパクトデジタルカメラ、デジタル一眼レフカメラ、それぞれISO感度1600に

設定して撮り比べてみました。

[右斜め下]下の写真は、コンパクトデジタルカメラで感度ISO1600で撮影したもの。 

RIMG0065 のコピー.jpg

RICOH R10  F4.6 1/68sec  ISO1600

[右斜め下]次の写真は、デジタル一眼レフで、感度ISO1600で撮影したものです。

P2200239_2.jpg

 OLYMPUS E-520 Zuiko Digital 14-45mm F3.5-5.6  F5.6 1/40sec  ISO1600

比べると、ずいぶん違いますね。

コンパクトのほうはザラザラとして縦線状のノイズが出ています。

一眼レフのほうは、まだまだ比較的きれい。

これは、デジタル一眼レフが、カメラの大きさだけじゃなくて

光を取り込むセンサーもコンパクトカメラより、ずっと大きいので、

性能的に余裕があるからなんです。

(ちなみにどちらも1000万画素のカメラですが、違いがお判りになったでしょうか)

次回は「外付けのフラッシュが付けられる」のが、なぜいいのか?についてお話します・・・


パパママ写真学級(2) [写真のテクニック]

「デジタルカメラには大きく分けて2種類あります」

 

デジタルカメラには、色々なタイプがありますが、

「デジタル一眼レフカメラ」と「コンパクトデジタルカメラ」の2種類が一般的です。

ちょっと大きくて、レンズが交換できるのがデジタル一眼レフカメラ、通称デジイチ。

その名の通りコンパクトで小さいのがコンパクトデジタルカメラ、通称コンデジ。

P2200612.jpg

 [右斜め上]コンパクトデジタルカメラRICOH R10と、デジタル一眼レフカメラOLYMPUS E-520

   

子供の撮影が得意なカメラは、どちらかといえば、デジタル一眼レフカメラです。

細かい理由は後で述べますが、

コンパクトカメラよりも簡単確実に、良い結果を出せる(良い写真が撮れる)カメラです。

 

旅行に持っていくのだったらコンパクトデジタルカメラのほうが軽くてよいかもしれませんが、

子供の写真を撮るなら、

5万円のコンパクトデジタルカメラを買うより、

5万円のデジタル一眼レフカメラ(レンズ付き)を買うのが吉!

 

デジタル一眼レフならではのGOODポイントは3つです。

1.暗いところでも、きれいに撮れる。

2.外付けのフラッシュが付けられる。

3.レンズを交換することができる。

デジタル一眼レフの、この3つのポイントで、子供撮影のレベルがグンとアップします。

 

できればデジタル一眼レフとコンパクトデジタルカメラの両方を持って、

使い分けるのがベストだとは言えます。

 

それでは、それぞれのカメラの使い方をお話します。

ついでに、できれば、使わなくなってるフィルムカメラも使っていただきたいなと思っていて、

のちほど、その理由と実用性についてもお話しようと思います。


パパママ写真学級(1) [写真のテクニック]

PC319820.jpg

OLYMPUS E-300  Zuiko Digital 14-45mm F3.5-5.6

 

私は3歳の子供がいるパパにしては、ちょっと年齢のいっているほうだし(笑)

写真を撮るのは大好きだから、

デジタル一眼レフカメラで、自分の子供の写真が、それこそ”いくらでも”撮れるという、

この時代に運良く、めぐり合ったことを、とても幸運だと感じています。

子供が生まれた2006年は、

デジタル一眼レフカメラが、フィルム一眼レフカメラ並みの性能になり、

価格的にも差がなくなってきた時期でした。なんという幸運!(笑)

 

3年間で2万枚くらい子供の写真を撮っていますが、努力して沢山撮っているわけでもなく、

むしろ控えめなんじゃないかと自分では評価してるくらいで、

その気になれば2倍3倍撮っても平気です。たぶん。

これ、フィルムカメラでは、まず無理な話で、現像代だけで、経済的に破綻します。

 

そんなに沢山写真を撮ったからって、どうなるんだ?という疑問がないこともないのですが、

まあ、ほとんどは自己満足、

そして、子供の成長、変化の速さを目の前にして、すこしでも時間を固定して

引き留めておきたいような、なんというか、少し切ない気持ち、

そして今、子供の回りにある環境を些細なことでも記録し残し、伝えたいという気持ち・・・

 

 

今、盛んに子育て支援が叫ばれていますが、

私は子供の写真を撮ることに関しては、

私のような新米パパさんやママさん、そしてこれからパパママになる人たちに、

多少、提案とか、アドバイスができるかもなあ・・・などと考えたりしました。

(まあ、そんなことでしかお役に立てません。)

 

そこで、「パパママ写真学級」を当ブログ上で開講します。

 

 


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