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X7+EF-S55-250mm/F4-5.6 IS STM  [X7]

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 Canon EOS Kiss X7  EF-S55-250mmF4-5.6IS STM 1/125sec f5.6

キヤノンEF-S55-250mm f/4-5.6 IS STM、
安っぽいと言われれば否定できないけど、
(実際安いんだし)
そこは好意的に「簡素」と表現したいところ。
外観は非常にシンプルな望遠ズームレンズ。

先代のEF-S55-250mm F4-5.6 IS IIに比べ
大きく改良されている。
たとえば桜の花とかをクローズアップで撮るときに
オートフォーカスでは微妙に「シベ」にカチッと
ピントがこなかったりするけれど、
フルタイムマニュアルフォーカス機能が搭載されたので、
AFスイッチの切り替えなしにフォーカスリングを
サッと捻れば「シベ」にピントをしっかり合わせることができる。
また前玉枠が回転しなくなり
PLフィルターも快適に使えるようになった。
STM(ステッピングモーター)搭載で
オートフォーカスの作動音もほとんどしなくなった。
こういった、上級レンズ並みの機能を備えながらも
安価なので、実用品として存分に使い倒せる。

写りに関しては、はっきり言って何の不満もない。
安価なキットレンズで、こんなによく写るって
どういうこと?って思う。
これだけ写るんだったら
無理して高級レンズなんか買わずに
こいつを潰れるまで使って、
潰れたら、また最新のキットレンズを
買う、そのほうが幸せになれるような気がしてる。
実際、レンズ性能も日進月歩だから、
あながち間違った考えでもないだろう。
でも私みたいな(向上心のない)人間は少ないんだろうねえ。
そうでなきゃキヤノンは儲からないと思う。

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質量こそ375グラムの軽さだが、
EOS Kiss X7と組み合わせるには
サイズは、ちょっと大きい。
あんまりバランスが良くない。
X7の軽快さをスポイルしてしまう。
むしろ重量級のEOS7Dと組み合わせるとバランスがいい感じだ。
ちゃんとEOS7DのAF性能にも答えてくれるから、
その方が、とても軽快に感じる。

IS(手振れ補正)もよく効くと思う。
先代のEF-S55-250mm F4-5.6 IS IIの手ブレ補正効果
が4段分で、EF-S55-250mm f/4-5.6 IS STMが
なぜか3.5段分となってるので、
あれ?STM搭載分のコストを削ったのか?
(いかにもキヤノンがやりそうだけど)と思ったけど、
どうやら測定方法が変わったらしく(CIPAガイドライン準拠)
効果はほぼ同程度らしい。

250mm(フルサイズ換算400mm)で1/125秒のシャッターが
何の心配もなく切れるのが実際に撮影してみてわかった。
パソコンのモニタで100%表示にして
ブレが確認できないってことだから、
A4プリントが目的だとすれば、もっと数段遅いシャッターでも
いける。
モニタで100%にして、「アチャ~ぶれた~」と思っても
プリントしたら全然問題無しだったりするからね。

ほんと、珍しくほとんど欠点の感じられないレンズだ。
ただEOS Kiss X7用としてはガタイがデカいのだなあ…。

そこだけがちょっぴり残念。

※ちなみにX7のダブルズームセットはこのレンズじゃなくて先代のEF-S55-250mm F4-5.6 IS IIとのセットになってるので御注意を!


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ナツパパ

かっちりとした、申し分のない描写ですね。
これで4段分のIS効果ですか。
わたしも、この一本で十分だなあ。
キャノンの力を見せてもらいました。

by ナツパパ (2016-04-17 20:15) 

かめむし

STMになって使い勝手が向上したので、
ホント、これで十分って感じなんです。
コストパフォーマンスが高すぎて
キヤノン大丈夫か?と心配になるくらいです(笑)。
by かめむし (2016-04-17 21:47) 

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