カメラオブスクラからデジタルカメラまで(4) [写真について]
前回、デジタル写真は「光の地図」だと結論付けたのだけれど、
実を言うと、ちょっと表現が消化不良な感じがしていた・・・。
写真に限らず、デジタルの本質は、もっと「怪しい」ものだと思う。
でも、そのときは上手く言葉にすることができなかった。
Canon EOS-1N EF24-85mm F3.5-4.5 USM / RDPⅡ(Photoshopでモノクロ化)
デジタルは、さまざまな事象を記号化することだ。
”怪しい”言葉に置き換えるなら、
さまざまな事象を「呪文」に変換するということ。
呪文・・・これこそデジタルを説明するのに、ふさわしい言葉じゃないだろうか?
メモリーに蓄えられるのは、写真のようで写真でない、
音楽のようで音楽でない、文章のようで文章でない、
データという名の呪文・・・。
呪文に変換することで、
アナログ時代には考えられなかった「魔法」が
いとも簡単に操れる。
デジタル写真とは「光の呪文」を操ることだ。
デジタル技術の概念は、本質的に魔術に近いような気がする。
Canon EOS-1N EF24-85mm F3.5-4.5 USM / RDPⅡ(Photoshopでモノクロ化) 2000年
デジタルって、極々細かい所はポイッして、大雑把な所(とは言っても 十分に細かい所までだけど)で括って、扱いやすくしただけ=誤魔化しのテクニックってイメージが強くて(^-^;
by Loki (2009-02-25 16:45)
仰ること、ホントに心にしっくり来ます。
わたしも、なんか怪しい、と思ってはいたんですが、その通り、
たしかにあれは呪文ですね。
by ナツパパ (2009-02-26 09:57)
Lokiさん
言ってみれば「まやかし」っぽい面が、デジタルにはありますね。
ナツパパさん
文字化けって言うのがありますけど、
ほんとに怪しい文字が出てきますよね~。
あれは解釈の仕方が間違ってるわけですけど、
そういうところも、なんだか呪文っぽいなあと思っていたのです。
by かめむし (2009-03-02 20:49)