理想のデジタル一眼レフカメラを考える:その1 [カメラについて]
ダストリダクションとセンサーのゴミ問題
ダストリダクションというのは、
センサー上に付着するゴミやほこりを超音波振動で払い落とす機能です。
フォーサーズ規格のデジタル一眼レフカメラに搭載されています。
フォーサーズは35ミリフルサイズの1/4ほどの小型のセンサーを使用しているので、
被写界深度が深く(ピントの合う範囲が深い)、
ゴミ・ホコリが付着すれば、相対的に、大きく、はっきりと写りこんでしまうので、
たぶんフォーサーズ規格にとってダストリダクションは不可欠な機能だったのでしょう。
センサーに付着するゴミというのは
レンズ交換式デジタル一眼レフカメラにとっては、避けて通れない問題ですが、
オリンパス以外のほとんどのメーカーは、この問題に対して積極的に対処してるようには見えません。
デジタルカメラは修正が簡単に出来るので、ゴミを消すのも簡単・・・などと、
各メーカーは思っているのでしょうか?
「R16」 OLYMPUS E-300 Zuiko Digital 14-45mm F3.5-5.6
このゴミ・ホコリ問題にたいする、もう一つの回答は
レンズが交換できない一体型(固定型)の一眼レフカメラです。これだとセンサーを密閉できるので問題は解決です。
富士写真フィルムは
レンズ一体型のFinePix S9000を「ネオ一眼」と呼び、
「レンズ一体だから、CCDはいつもクリーン」とアピールしています。
ソニーDSC-R1も、レンズ一体型のタイプです。
このカメラのセンサーはAPSサイズに相当しますので、
レンズ交換式デジタル一眼と同等の画質と性能を持っています。
広角から望遠までのワイドレンジのズームレンズを内蔵しているので、
性能的になんの不足もありませんし、むしろ合理的です。
でも、レンズが交換できる(実際には交換しなくても)…その付加価値にユーザーは夢を見るのかもしれません。
一体型より交換式の一眼レフのほうが圧倒的に売れているようです。
こういう商品は理詰めで考えてもヒットしません。
レンズ交換式となれば、ゴミ・ほこり問題を解決しなければなりません。
理想のデジタル一眼レフカメラには、当然その解決策が施されるべきです。
そうですね、自信作!と思ってモニター見たらゴミが写ってたらがっくりきますね。
by tm-photo (2006-03-16 06:54)
私も極力レンズ交換を避けてしまいます。おかげでカメラを2台持って行くことが多くなりました。レンズ交換式カメラの優位性を感じない今日この頃です(笑)。
by (2006-03-16 20:12)
あまり注目してませんでしたが、最近の一体型は良さそうですね。
私が好きなオートバイでの旅写真も、レンズ交換のことを考えなくても
済むので撮影に集中できそうです。
by YASH (2006-03-16 22:48)
S9000とE300、両方使っています。S9000は良いカメラですよ。
レンズはきれいに写るフジノンだし、28~300ズームは実用上、十分です。軽いしね。旅行に持参するときは、このカメラだけでOKです。
でもね....っていうのがあって、それが困るんですよね。
S9000に較べて重く嵩張るE300を使いたいときも多いんですね。
なぜなんだろう。
あっ、E300用にフィッシュアイレンズを買っちゃったのは、わたしです。
済みません、一応ご報告まで^^;
by ナツパパ (2006-03-17 09:12)
皆様、コメント、nice!ありがとうございます。
せっかくレンズ交換の楽しめるカメラなのに
それがストレスになるのでは話がアベコベですよね。
デジタル一眼レフはこれからどう進化していくのか、
自分なりの理想、今のデジタルへの疑問点などを書いていきたいと思っています。
皆様の意見、お待ちしております。
フィッシュアイレンズ・・・いいなぁ
by かめむし (2006-03-18 20:53)